張子の虎 いちろんさんのはりこのとら
名人市郎右衛門が『張り子の虎』をつくりますと、参勤交代の武士達の間に虎は千里走って千里帰る。死しても皮を残すと云うので大変な評判となり、土産物としてよく売れたものである。又子供達が虎の如くすばしこくなりますようにと買ってくれたものである。子供達も昔は自然に動くと云う玩具はありませんでしたので大変喜んだそうである。国際港、清水に入港する外人はこの張り子の虎にワンダフルの声を放ち、故国へマスコットとして持ち帰り、全国各地の郷土玩具即売会場に於いても好評を博して居るのである。初代市郎右衛門以後代々各師相継ぎ『市郎右衛門』を名乗り入江の庄に住み似顔首像の【いちろんさんのでっころぼう・張子の虎】を造り多くの人々に膾灸されている。現在、郷土玩具として郷土玩具愛好家のお奨めにより「清水名物郷土玩具」として「いちろんさんのでっころぼう・張り子の虎」を製作しているのである。
以上 いちろんさん発行のしおりより

いちろんさんのでっころぼうと張り子の虎
